ナショナル・シアター・ライブ
NTLive『ザ・モーティヴ&ザ・キュー』
7.15 ヒット記念イベント 開催しました!
トークゲストに、シェイクスピアの翻訳でお馴染みの松岡和子さんと、多くのNTLive作品の字幕翻訳を手掛けてきている柏木しょうこさんをお招きし、満席のお客様と一緒に盛り上がりました。ジョン・ギールグッド演出版『ハムレット』の大ファンという松岡先生は、「この『ハムレット』は数ある『ハムレット』の中でも120点満点!完璧な作品で、その舞台裏をサム・メンデスが描くっていうだけで、もう観るのが楽しみで仕方ないような作品でした」と本作への期待値を表現していました。また、鑑賞中も鑑賞後も「泣ける」と絶賛。セリフに散りばまれたサム・メンデスの演劇への愛情を噛み締めながら、感動を伝えてくださいました。
柏木しょうこさんからは冒頭に本作『ザ・モーティヴ&ザ・キュー』のタイトルの由来について、この言葉が演技の根源を象徴するような言葉だという解説もいただきました。
そのほか、松岡さんからは、かつてサム・メンデスが演出した『リチャード三世』が来日公演した時に、サム・メンデスへインタビューした時のことなど、その際にサムから聞いた話がまさに今回の作品の創作方法にも重なっていることなど、貴重な話を伺うことができました。
当日の様子は以下からご覧いただけます。未見の方も、もう一度ご覧になりたい方も、 7/22(月)~ 7/25(木)(連日18:45 開映)にシネ・リーブル池袋で上映がございます。お見逃しなく!
【お詫びと訂正】
トーク中の発言で、イギリスにおける同性愛が合法化された年について「1965年」と言及しておりますが、正しくは「1967年」です。
謹んでお詫びと訂正を申し上げます。
NTLive『ワーニャ』
5.24(金) 公開記念イベント 開催しました
アンドリュー・スコットの熱演が話題のナショナル・シアター・ライブ『ワーニャ』の公開初日(5/24)にTOHOシネマズ日本橋にて開催した公開記念トークイベントの動画が完成しました。当日は、ゲストにロシア文学・演劇研究がご専門の東京大学教授・楯岡求美先生をお招きし、司会進行役を本作の字幕翻訳を手がけた映像翻訳家・柏木しょうこさんが担当しました。
今回の『ワーニャ』はよく知られている「ワーニャ伯父さん」からシンプルに「ワーニャ」となっていて、このタイトルについて柏木さんがどんな意図があったのか質問すると、楯岡先生はそもそもロシア文学の登場人物の名前が長いということや幼少期と大人になってからの呼称が変わっていくということを説明しながら、この「ワーニャ」が持つ意味、そして「ワーニャ」という名前だけでチェーホフがその人物について伝えたい要素がたくさん詰まっているということを解説してくださいました。本作は人物名が原作から変わっていることもあり、字幕を担当した柏木さんは、それに伴う鑑賞のポイントを説明してくださいました。
また、楯岡先生は本作を一人芝居にしたことの素晴らしさを、今の忙しない時代を生きる私たちの状況に寄せる内容になっている点に触れて、より共感しやすいチェーホフになっていると絶賛しました。
そのほか、なるほど!と思える内容が盛りだくさんのトークイベントでしたので、ぜひ以下のリンクより、トークイベント全体をお楽しみください。
『ディア・イングランド』
3/30(土)トークイベント付き上映
NTLive『ディア・イングランド』について内藤秀明さんと小田島創志さんが語るトークイベントの模様です。 3/30(土)にTOHOシネマズ 日本橋で開催。 本作に登場する代表メンバーのことや欧州サッカーについて、本作が描いている事柄をより深く語っていただきました。
登壇者プロフィール)
小田島創志さん
翻訳家、イギリス演劇研究者。武蔵大学や共立女子大学ほかで非常勤講師を務める。近年の翻訳作品に『聖なる炎』『ブレイキング・ザ・コード』『ラビット・ホール』『エンジェルス・イン・アメリカ』『スライス・オブ・サタデーナイト『回転木馬』など。24年4月に「劇」小劇場で『ULSTER AMERICAN』が上演予定。
内藤秀明さん
1990年生まれ。プレミアリーグを中心にサッカーライターとして活動中。2023年には4試合解説者も務めた。またプレミアリーグのファンコミュニティ「プレミアパブ」の代表としてトークイベントやフットサルイベントなども主催している。趣味はお笑いライブを見に行くこと。
『ディア・イングランド』3/20(水・祝)トークイベントレポート
『ディア・イングランド』の先行上映イベントが3/20(水・祝)にTOHOシネマズ 日本橋で開催されました。会場はサッカー実況解説でお馴染みの倉敷保雄さんが来場し、本作も含めNTLive作品の字幕を数多く手掛ける柏木しょうこさんがお話を伺うトークイベントが行われ、本編に登場する選手についての情報や、本編で描かれるガレス・サウスゲートがサッカー・イングランド代表監督に就任する頃の時代背景などを解説してくれる内容で、本作への理解がいっそう深まる濃いトークイベントになりました。
上映後のトークイベントの動画を以下からご覧いただけます。
登壇者プロフィール
倉敷保雄さん
フリーアナウンサー。ラジオ福島時代は主に音楽番組を制作、文化放送記者時代は国会、警視庁、裁判所などで取材。93年からはフリーアナとしてスカパー!、JSPORTS、DAZN、SPOTVNOW、U-NEXTなどで国内外でのフットボールライブの実況者として活動中。著作は小説『星降る島のフットボーラー』(双葉社)エッセイ『ことの次第』(ソル・メディア)など。
柏木しょうこさん(MC)
映像・英米文学翻訳家。演劇界から映像翻訳家へ。主な翻訳作品にドラマ「ブレイキング・バッド」(字幕)、映画「マクベス」、映画「ライトハウス」(吹き替え)など。今回の「ディア・イングランド」をはじめ、NTLive作品の字幕や書籍の翻訳も手掛ける。
『ベスト・オブ・エネミーズ』8/31(木)トークイベントレポート
2015年12月にアカデミー賞ベストドキュメンタリーの最終候補の1つに選ばれた映画”BEST OF ENEMIES”に着想を得て英国の劇作家ジェームズ・グレアムが脚本を手がけた演劇『ベスト・オブ・エネミーズ』は1986年のアメリカ大統領選の時期に放映されたあるTV討論番組を主題としたドラマです。本作は前知識が何もなくても楽しめる緊張感漂うエンターテインメント性の高い舞台ですが、当時のアメリカの社会背景について詳しい学習院女子大学教授の石澤靖治氏をお招きして、東京大学教授の河合祥一郎先生が進行役を務めるトークイベントを実施しました。
その模様を以下のボタン先のページに動画とテキストでまとめました!また、石澤先生の特別寄稿文も掲載しております。本編鑑賞の前でも後でもお楽しみいただける内容ですので、ぜひチェックしてみてください。
■登壇者プロフィール(敬称略)
石澤靖治
学習院女子大学教授。立教大学社会学部社会学科卒業。ハーバード大学ケネディ行政大学院修了(行政学修士MAP)。博士(政治学)。ハーバード大学国際問題研究所フェロー、ワシントンポスト極東総局記者などを経て、2000年から学習院女子大学で教鞭をとる。2011年から2017年まで同大学学長。著作として『政治コミュニケーション概論』(ミネルヴァ書房、編著)、『戦争とマスメディア』(ミネルヴァ書房)、『アメリカ大統領の噓』(講談社)、『大統領とメディア』(文藝春秋)など多数。
河合祥一郎
坪内逍遙の兄・義衛の玄孫。日本シェイクスピア協会元会長。東京大学教授。ケンブリッジ大学と東京大学より博士号取得。共著にThe Routledge Handbook of Shakespeare and Interface (ラウトリッジ), The Cambridge Guide to the Worlds of Shakespeare (ケンブリッジ大学出版局)ほか。単著に『シェイクスピア』中公新書、『シェイクスピアの正体』新潮文庫、サントリー学芸賞受賞作『ハムレットは太っていた!』白水社ほか。角川文庫よりシェイクスピア新訳ほかを刊行中。自ら演出を手掛けるKawai Projectは第11回小田島雄志・翻訳戯曲賞特別賞受賞。作・演出の『ウィルを待ちながら』は2022年6月シビウ国際演劇祭に招聘された。
ショナル・シアター・ライブ × PARCO PRODUCE 2023 『橋からの眺め』 コラボレーション企画
舞台演出家ジョー・ヒル=ギビンズ トークイベント盛況に終えました!
先月7月23日に東京・シネリーブル池袋にて開催された、舞台演出家 ジョー・ヒル=ギビンズ トークイベントのオフィシャルレポートが到着!レポート記事は以下のボタンから。動画も以下にございます。
〈プロフィール〉 Joe Hill-Gibbins | ジョー・ヒル=ギビンズ
Photo by Marc Brenner
イギリスの演劇・オペラ演出家。ロンドンのヤング・ヴィック・シアターで副芸術監督を務め、これまで、『夏の夜の夢』、『尺には尺を』(ウィリアム・シェイクスピア作)、『チェンジリング』(トマ ス・ミドルトン作)、『ガラスの動物園』(テネシー・ウィリアムズ作)、『リスペクタブル・ウェディン グ』(ベルトルト・ブレヒト作)、『ビューティ・クイーン・オブ・リナーン』(マーティン・マクドナー作) 等の演出を手掛ける。英ナショナル・シアターで、『アブソリュート・ヘル』、『エドワード二世』、 アルメイダ・シアターで、『リトル・レボリューション』、サイモン・ラッセル・ビール主演『リチャー
ド二世』を演出。『リチャード二世』は、「ナショナル・シアター・ライブ 2019」でも、各国で上映される。自身が演出家としてのキャ リアをスタートした劇場でもあるロイヤルコート・シアターでは、『ザ・ヴィレッジ・バイク』、『ザ・ガールフレンド・エクスペリエンス』 を演出するなど、ロンドンの主要劇場で創作を続ける。また、ドイツのミュンヘン・レジデンツにて『夏の客』、スイスのシアター・
バーゼルで『メアリー・ページ・マーロウ』を演出するなど、国際的にも活躍する。オペラの演出では、『フィガロの結婚』、『パウ ダー・ハー・フェイス』(イングリッシュ・ナショナル・オペラ)、『グリーク』(エディンバラ国際フェスティバル、ブルックリン・アカデミ ー・オブ・ミュージック)などがある。日本での演出は『橋からの眺め』(アーサー・ミラー作)が初となる。
【PARCO PRODUCE 2023 『橋からの眺め』 公演概要】
9/2(土)〜9/24(日)
東京芸術劇場 プレイハウス 他 福岡、広島、京都公演あり
作: アーサー・ミラー
翻訳: 広田敦郎
演出: ジョー・ヒル=ギビンズ
ムーブメント・ディレクター : ジェニー・オギルビー
美術・衣裳 : アレックス・ラウド
出演:
伊藤英明、坂井真紀、福地桃子、松島庄汰、和田正人、高橋克実
ナショナル・シアター・ライブ 『レオポルトシュタット』
6/30(日)トニー賞受賞記念上映トークイベント
登壇者:広田敦郎さん(翻訳家)x 柏木しょうこさん(映像翻訳家)
第76回トニー賞でナショナル・シアター・ライブ『レオポルトシュタット』のブロードウェイ上演版が演劇作品賞(トム・ストッパード)、演劇演出賞(パトリック・マーバー)、演劇助演男優賞(ブランドン・ウラノウィッツ)、演劇衣装デザイン賞(ブリジット・ライフェンシュテュール)を受賞したことを受け、ナショナル・シアター・ライブ『レオポルトシュタット』の映画館での上映権利が切れる最終日6/30(金)にトークイベント付きの特別上映を実施しました。ほぼ満席の会場は、登壇者の広田敦郎さん(翻訳家)と柏木しょうこさん(字幕翻訳家)が繰り広げる作品を深く掘り下げるお話に、大満足な様子でした。トークショーの動画が完成しましたので、ぜひご覧ください。
ナショナル・シアター・ライブ 『ライフ・オブ・パイ』
5/21(日)先行上映トークイベント
登壇者:伊藤雅子さん(舞台美術家)x 山口宏子さん(朝日新聞社 記者)
5/21(日)にTOHOシネマズ 日本橋にて舞台美術家・伊藤雅子さんと、朝日新聞社記者・山口宏子さんをお招きしてトークイベントを開催しました。その模様を以下よりご覧いただけます。
トークゲスト プロフィール
伊藤雅子(いとう まさこ)
東京造形大学卒後、舞台美術家松井るみ氏に師事
2003年度文化庁在外研修留学制度研修員として1年オランダに留学
伊藤熹朔賞本賞、読売演劇大賞最優秀スタッフ賞、紀伊國屋演劇賞など受賞多数。
「審判/失踪者」(松本修演出)「エドワード・ボンドのリア」(白井晃演出)「サロメ」(宮本亜門演出)「真田十勇士」(宮田慶子演出)「ジュリアス・シーザー」(森新太郎演出)「黒蜥蜴」(デビッド・ルボー演出)「友達」(加藤拓也演出)など
山口宏子(やまぐち ひろこ)
1983年朝日新聞社入社。東京、西部(福岡)、大阪の各本社で、演劇を中心に文化ニュース、批評などを執筆してきた。編集委員(演劇担当)、論説委員(文化・メディア担当)も務めた。2003~04年、早稲田大学演劇博物館客員研究員。武蔵野美術大学・日本大学非常勤講師、東京都立総合芸術高校の特別専門講師として、演劇概論や批評研究などの授業を受け持っている。共著に『蜷川幸雄の仕事』(新潮社)。
リンゼイ・ターナー演出『るつぼ』
4/8(土)先行上映トークイベント 動画でご覧いただけます
登壇者:広田敦郎さん(翻訳家)x 柏木しょうこさん(映像・英米文学翻訳家)
トークゲスト プロフィール:
広田敦郎 (ひろた・あつろう)
劇団四季、TPTを経て、フリーランスの戯曲翻訳者として活躍。英語圏演劇の古典・新作から非英語圏の作品まで、幅広く翻訳を手掛けている。2009年、トム・ストッパード作『コースト・オブ・ユートピア』(蜷川幸雄演出/シアターコクーン)の翻訳により第2回小田島雄志翻訳戯曲賞。2013年アジアン・カルチュラル・カウンシル(ACC)グランティ。近年の翻訳上演作品にトム・ストッパード作『レオポルトシュタット』(新国立劇場)、アーサー・ミラー作『セールスマンの死』(PARCO劇場)『みんな我が子』『るつぼ』(Bunkamuraシアターコクーン)、テネシー・ウィリアムズ作『地獄のオルフェウス』(Bunkamuraシアターコクーン)『西洋能 男が死ぬ日』、(BNAW)サイモン・スティーブンズ作『FORTUNE』(パルコ・プロデュース)、アレクシ・ケイ・キャンベル作『ブラッケン・ムーア』(シアタークリエ)『The Pride』(PLAY/GROUND Creation)、カレル・チャペック作『母』(オフィスコットーネ)など。
司会進行 プロフィール:
柏木しょうこ(かしわぎ・しょうこ)
映像・英米文学翻訳家。演劇界から映像翻訳家へ。主な翻訳作品にドラマ「ブレイキング・バッド」(字幕)、映画「ホロウ・クラウン 嘆きの王冠」(全話)、映画「ライトハウス」(吹き替え)など。NTライブの字幕や書籍の翻訳も手掛ける。
ジェイミー・ロイド演出 最新作 『かもめ』
2/10(金)公開記念トークイベントの動画はこちらから
登壇者:鈴木裕美さん(演出家)x 上野紀子さん(演劇ライター)
トークゲスト プロフィール
鈴木裕美 (すずき・ゆみ)
1982年、日本女子大学在学中に「自転車キンクリート」を結成。「自転車キンクリートSTORE」を含め、ほとんどの公演を演出。現在は小劇場から大劇場、ストレートプレイ、ミュージカル、ダンスと多種多様なジャンルで精力的に活動中。
2011年より個人ユニット「鈴木製作所」を立ち上げ、『ノミコムオンナ』を製作。
最近の主な演出作品に『かもめ』、『フローズン・ビーチ』、『絢爛とか爛漫とか』、『サンセット大通り』、ミュージカル『ゴヤ-GOYA-』、『陰陽師 生成り姫』、『富士見町アパートメント2022』、『ひとつオノレのツルハシで』などがある。
2023年春、ミュージカル『マリー・キュリー』上演予定。
第35回紀伊國屋演劇賞個人賞、第8回・15回・18回読売演劇大賞優秀演出家賞、第10回千田是也賞、第33回菊田一夫演劇賞、07年ミュージカル・ベストテン演出家賞、第61回芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。
司会進行 プロフィール:
上野紀子(うえの・のりこ)
演劇ライター。桐朋学園芸術短大演劇科、劇団文学座附属演劇研究所卒。演劇誌、演劇ウェブサイト、公演プログラム等で執筆。平成20年度文化庁海外研修で1年間韓国ソウルに滞在。韓国現代戯曲の翻訳も手掛ける。日韓演劇交流センター専門委員。
トム・ストッパード最新作 『レオポルトシュタット』
2023/1/7(土)開催の公開記念イベント 動画はこちらからご覧いただけます
登壇者)小川絵梨子さん(新国立劇場演劇芸術監督)
那須佐代子さん(女優)
司会進行)大堀久美子さん(編集者)
【登壇者プロフィール】
小川絵梨子 (おがわ・えりこ)
2004年、ニューヨーク・アクターズスタジオ大学院演出部卒業。06~07年、平成17年度 文化庁新進芸術家海外派遣制度研修生。18年9月より新国立劇場の演劇芸術監督に就任。 近年の演出作品に、『管理人』『レオポルトシュタット』『ダディ』『アンチポデス』『ダウト~疑いについての寓話』『検察側の証人』『キネマの天地』『ほんとうのハウンド警部』『ユビュ王』『ART』『タージマハルの衛兵』『死と乙女』『骨と十字架』『WILD』『熱帯樹』『スカイライト』『出口なし』『マクガワン・トリロジー』『1984』『FUN HOME』『The Beauty Queen of Leenane』『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』『CRIMES OFTHE HEART-心の罪-』『マリアの首-幻に長崎を想う曲-』『死の舞踏/令嬢ジュリー』『コペンハーゲン』『スポケーンの左手』『RED』『夜想曲集』『星ノ数ホド』『ザ・ヒストリーボーイズ』『暗いところからやってくる』『ロンサムウェスト』など。
2023年1月18日~2月6日シアター風姿花伝で『おやすみ、お母さん』の翻訳・演出を担当する。
那須佐代子(なす・さよこ)
1989年から2013年まで劇団青年座に在籍し、退団後も舞台を中心に活躍。2012年に紀伊國屋演劇賞個人賞、2021年には読売演劇大賞優秀女優賞を受賞している。シアター風姿花伝の支配人も務める。近年の主な出演作に、【舞台】「レオポルトシュタット」「ザ・ウェルキン」「三十郎大活劇」「ダウト~疑いについての寓話」「検察側の証人」「キネマの天地」「オスロ」「ミセス・クライン」「リチャード二世」「アルトゥロ・ウイの興隆」「終夜」「チック」「春のめざめ」「女中たち」、「まさに世界の終わり」、「ヘンリー五世」「THE BEAUTY QUEEN OF LEENANE」「クライムズ・オブ・ザ・ハート」「春のめざめ」「炎 アンサンディ」など。
2023年1月18日~2月6日シアター風姿花伝で『おやすみ、お母さん』に出演予定。
【司会進行プロフィール】
大堀久美子(おおほり・くみこ)
東京都出身。(株)角川書店に勤務後、フリーランスの編集者・ライターとなる。新聞や雑誌、書籍の企画・編集・取材・執筆の他、演劇(PARCO劇場、シアターコクーン他)や映画などのパンフレット編集を数多く手掛けている。「尾上そら」の筆名で関連媒体への寄稿も多い。現在、新国立劇場演劇公演パンフレットに「日本の劇場」を連載中。文化施設から劇集団、表現者などの別なく国内各地に足を運び、幅広く取材・執筆活動を展開している。
『ブック・オブ・ダスト〜美しき野生〜』
5/14(土)公開記念イベントご報告
英国文学ベストセラーシリーズの最新作の舞台化作品『ブック・オブ・ダスト〜美しき野生〜』の公開記念トークイベントが、5/14(土)にTOHOシネマズ 日本橋で開催されました。
トークイベントには、日本の演劇界で舞台美術家として活躍し、ご自身もNTLiveを発信する英国で演劇を学んだご経験がある松生紘子さんと英国演劇と英国文学に造詣の深い東京大学教授の河合祥一郎先生が登壇くださり、作品について詳しく語ってくださいました。作品を観る前でも観た後でも、そう言うことか!と、一層作品を楽しめる情報などもあり、以下よりご覧いただけますので、ぜひご視聴ください。
【登壇者プロフィール(敬称略)】
松生紘子(まつお・ひろこ)
舞台美術家。
大阪芸術大学卒業後、劇団四季に8年間在籍し日生名作劇場「桃次郎の冒険」「王子とこじき」「冒険者たち」等の装置デザインを手掛ける。舞台美術家・土屋茂昭氏に師事。2009年渡英。Royal Central School of Speech and Dramaにて空間デザインの修士課程を納め、2014年までロンドンを拠点にヨーロッパ各地で活動。現在は日本でオペラ、ミュージカル、ストレートプレイ、2.5次元作品を数多くデザインしている。
大阪芸術大学舞台芸術学科、日本大学芸術学部演劇学科にて非常勤講師。『Dance with Devils』にて「第44回伊藤熹朔賞」奨励賞受賞、『舞台少女ヨルハVer1.1a』で「第1回伊藤熹朔記念賞」本賞を受賞。
河合祥一郎(かわい・しょういちろう)
東京大学教授。ケンブリッジ大学と東京大学より博士号取得。
著書に『ハムレットは太っていた!』(白水社、サントリー学芸賞受賞)、『あらすじで読むシェイクスピア』(祥伝社)、『謎解き『ハムレット』』(ちくま学芸文庫)、『シェイクスピアの正体』(新潮文庫)ほか。シェイクスピア新訳を角川文庫より刊行中。読売演劇大賞投票委員、放送文化基金放送文化基金賞テレビドラマ審査委員長、彩の国シェイクスピア・シリーズ企画委員会委員長。
ナショナル・シアター・ライブ(NTLive)が日本に上陸以来、NTLiveの日本公開の作品について一般の観客向けに「語る会」を実施し、英国演劇の解釈や知識などをわかりやすく普及している。
4/23(土)先行上映イベントご報告
5/13(金)からの公開に先駆け、ゲストにフィリップ・プルマンの大ファンだという作家の村山由佳氏を招き、NTLiveや演劇に詳しい東京大学教授の河合祥一郎氏が進行役として本作の魅力に迫るトークイベントを実施しました。
その模様をまとめた動画を公開しましたので、ぜひ5/13からの公開前にcheckしてください!!
ご登壇ゲストプロフィール
村山由佳(むらやま・ゆか)
作家
1964(昭和39)年、東京都生れ。立教大学卒。1993(平成5)年『天使の卵―エンジェルス・エッグ』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2003年『星々の舟』で直木賞受賞。2009年『ダブル・ファンタジー』で中央公論文芸賞、島清恋愛文学賞、柴田錬三郎賞を、2021(令和3)年『風よ あらしよ』で吉川英治文学賞を受賞した。他の小説に『おいしいコーヒーのいれ方』『放蕩記』『天翔る』『ワンダフル・ワールド』『嘘 Love Lies』『ミルク・アンド・ハニー』『燃える波』『雪のなまえ』など。エッセイに『猫がいなけりゃ息もできない』『命とられるわけじゃない』などがある。
河合祥一郎(かわい・しょういちろう)
東京大学教授。ケンブリッジ大学と東京大学より博士号取得。
著書に『ハムレットは太っていた!』(白水社、サントリー学芸賞受賞)、『あらすじで読むシェイクスピア』(祥伝社)、『謎解き『ハムレット』』(ちくま学芸文庫)、『シェイクスピアの正体』(新潮文庫)ほか。シェイクスピア新訳を角川文庫より刊行中。読売演劇大賞投票委員、放送文化基金放送文化基金賞テレビドラマ審査委員長、彩の国シェイクスピア・シリーズ企画委員会委員長。
ナショナル・シアター・ライブ(NTLive)が日本に上陸以来、NTLiveの日本公開の作品について一般の観客向けに「語る会」を実施し、英国演劇の解釈や知識などをわかりやすく普及している。