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トム・ストッパード
『レオポルトシュタット』

第76回トニー賞の授賞式が6/12(月)にアメリカ・ニューヨークで行われました。ナショナル・シアター・ライブでも今年公開した『レオポルトシュタット』が演劇作品賞(トム・ストッパード)、演劇演出賞(パトリック・マーバー)、演劇助演男優賞(ブランドン・ウラノウィッツ)、演劇衣装デザイン賞(ブリジット・ライフェンシュテュール)に輝きました。本作は、英国を代表する劇作家トム・ストッパードの最新作で、ストッパード自身のルーツから生まれた物語です。20世紀初頭から55年に渡り描くユダヤ人一族がヒトラーの台頭と共に人生を翻弄される様子を描き、現代の観客にも作品を通して自分が置かれた時代と社会情勢に思いを馳せらせるような傑作舞台です。イギリスでは、2020年ローレンス・オリヴィエ賞で演劇作品賞、助演男優賞(エイドリアン・スカーボロー)を受賞しています。

【TOHOシネマズ 六本木ヒルズにてトニー賞受賞記念トークイベント開催】

2023/6/30(金)に広田敦郎さん(翻訳家)と、柏木しょうこさん(字幕翻訳家)をお招きしてトークイベントを開催しました。その模様は以下のイベント情報ページにけいさいしています。

映画『恋におちたシェイクスピア』でアカデミー賞脚本賞を受賞するなど、英国を代表する劇作家トム・ストッパードが、自身の家族の歴史から着想を得て執筆した脚本が待望の舞台に。あるオーストリア系ユダヤ人家族を、第二次世界大戦までの50年間に渡り描く壮大な家族ドラマ。

作:トム・ストッパード(NTLive『ハード・プロブレム』)

演出:パトリック・マーバー(NTLive『ヘッダ・ガーブレル』)

装置:リチャード・ハドソン

衣装:ブリジット・ライフェンシュテュール

照明:ニール・オースティン(トニー賞・オリヴィエ賞受賞照明デザイナー)

音楽:アダム・コーク

出演:エイダン・マクアードル、フェイ・キャステロー、セバスチャン・アルメスト、アーティー・フルーシャンほか

​字幕翻訳:柏木しょうこ

ストーリー:

20世紀初頭、レオポルドシュタットはウィーンの古いユダヤ人街として賑わっていた。製造業を営むヘルマン・メルツは、カトリック教徒のグレーテルと結婚し、洗礼を受けたユダヤ人として出世した。トム・ストッパードの壮大なドラマの中心となるのは、メルツ家のアパートに集まったヘルマンの親戚たちだ。彼らの人生は、国を取り巻く戦争、革命、貧困、ナチスドイツへの併合、そしてオーストリアのユダヤ人にとっては6万5千人が殺害されたホロコーストなどの混乱に翻弄される。

2022年、新国立劇場で日本版『レオポルトシュタット』が上演されました。

その演出を手がけた小川絵梨子さんに『レオポルトシュタット』について伺いました。

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