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ハムレット

HAMLET

2/13(金)〜公開

オリヴィエ賞受賞俳優ヒラン・アベイセケラ(『ライフ・オブ・パイ』)主演

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INTRODUCTION

オリヴィエ賞受賞俳優ヒラン・アベイセケラ(『ライフ・オブ・パイ』)が、“現代の”ハムレットを果敢に演じる、恐れを知らぬシェイクスピア再構築。

CAST

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ヒラン・アベイセケラ/ハムレット

スリランカ出身。

ナショナル・シアター・ライブでも上映された『ライフ オブ パイ』の演技により、2022年ローレンス オリヴィエ賞の主演男優賞を受賞。翌年2023年には、ニューヨークのジェラルド・シェーンフェルド劇場での『ライフ オブ パイ』の公演で同役を再演し、ブロードウェイデビューを果たした。その演技は、ドラマ・デスク賞やアウター・クリティックス・サークル賞にノミネートされるなど、高い評価を得た。

テレビでは、ラッセル・T・デイヴィス版の『真夏の夜の夢』(2016年)や、ドラマシリーズ『ファインド・ミー・イン・パリ』への出演している。2007年にブリティッシュ・カウンシル制作のピーター・シェーファー作『エクウス』で主役を演じたことがきっかけとなり、王立演劇学校(RADA)に進む。

2011年、プロの舞台デビューとなるイングリッシュ・ツーリング・シアターの『タルチュフ』でヴァレール役を演じ、2012年にはストラトフォード・アポン・エイヴォンのロイヤル・シェイクスピア・カンパニー(RSC)に加わり、『じゃじゃ馬ならし』のバソロミュー役、2015年には『ピーター・パン』を演じた。

2016年には再びRSCに戻り、BBCで放送された映画版『真夏の夜の夢』でパック役を好演。また、ロンドンのバービカン・シアターでの『シンベリン』のポステュマス役や、『ハムレット』のホレイショー役を務めた。

アリスター・ペトリ/クローディアス

イギリスの俳優。

名バイプレーヤー。映画『バンク・ジョブ』(2008年)、『クラウド アトラス』(2012年)、『ラッシュ/プライドと友情』(2013年)、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016年)などに出演。

テレビでは、Channel 4の『ユートピア』、BBC Oneの『ナイト・マネジャー』『SHERLOCK(シャーロック)』『アンダーカバー』、そしてNetflixのオリジナル・コメディドラマ『セックス・エデュケーション』のグロフ校長役で知られる。

演技は、ロンドン音楽演劇アカデミー(LAMDA)で学んだ。

ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーに参加後は、シェイクスピアの『トロイラスとクレシダ』や、レイフ・ファインズと共演したヘンリック・イプセンの『ブランド』などに出演。

2005年からはロイヤル・ナショナル・シアターに28ヶ月間在籍し、『ライラの冒険(His Dark Materials)』、サー・マイケル・ガンボンと共演したシェイクスピアの『ヘンリー四世』、デイヴィッド・エドガーの『Playing With Fire』に出演。

その他の舞台作品には、2015年のウェストエンド公演『恋におちたシェイクスピア』のウェセックス伯爵役などがある。

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アイーシャー・ダルカール/ガートルード

イギリスの俳優。

映画『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』のナブー女王ジャミリア役で知られる。

1989年のフランス映画『Manika, une vie plus tard』でスクリーンデビュー。イギリスでは『Cutting It』や、ミーラ・サイアルと共演した『Life Isn't All Ha Ha Hee Hee』などのテレビドラマでも活躍している。映画『ザ・テロリスト(The Terrorist)』で、自爆テロを画策するマッリ役を熱演し、カイロ国際映画祭の最優秀芸術貢献賞を受賞。インドの国家映画賞 主演女優賞にもノミネートされた。

舞台では、アンドリュー・ロイド・ウェバー制作のミュージカル『ボンベイ・ドリームス(Bombay Dreams)』に出演し、ロンドンのウェストエンド公演およびブロードウェイ公演(2004年)の両方で活躍した。

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フランチェスカ・ミルズ/オフィーリア

イギリスの俳優。

テレビシリーズ『Harlots/ハーロッツ 快楽の代償』のチェリー・ドリントン役、『ウォーゼル・ガミッジ』のアーシー・マンゴールド役、Netflixで配信された『ウィッチャー 血の起源』のメルドフ役で最もよく知られる。2024年に若手舞台俳優の登竜門であるイアン・チャールソン賞の最優秀賞を、2023年にグローブ座で演じた『真夏の夜の夢』のハーミア役*で受賞。演技力に対する評価が非常に高い俳優だ。本作『ハムレット』でも業界各紙から、本作の見どころの一つとして彼女の演技が絶賛されている。

俳優への道としては、9歳で『オリバー!』に出演したのをきっかけに演技を始め、ロンドンのアーダン・アカデミー、ウスターの舞台芸術アカデミーなどでトレーニングを積んだ。

映画では、スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(2015)や『ズーランダー2』(2016)に出演している。

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STORY

義務と疑念の狭間で揺れる若き王子ハムレット。権力と特権に囲まれながら、彼は“あの究極の問い”に挑む──そう、「生きるべきか、死ぬべきか」。

ナショナル・シアター副芸術監督ロバート・ハスティ(『Standing at the Sky’s Edge』『オペレーション・ミンスミート』)が手がける本作は、鋭く、スタイリッシュで、ダークな笑いに満ちた、現代的な再創造。

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Press Review

★★★

アイデアに満ちたプロダクション

アベイセカラはシェイクスピアのハムレットに、躁的で衝動的、そして少年のようなエネルギーをもたらしている

- Evening Standard

 

★★★

アベイセカラの演技が、とてつもなくエンターテインメント性に満ちている

- TimeOut


★★★

ロバート・ハスティの演出はエレガントで流動的、そして独創的なアイデアと現代的なアップデートに満ちている

- The Guardian 


★★★

フランチェスカ・ミルズが放つ視線、仕草、言葉のすべてに魅了される

- Broadway World


★★★★

冒頭のシーン、ハムレットの父の亡霊との遭遇は、実に素晴らしい

​アベイセカラの魅力的なハムレットに心を掴まれる

- All That Dazzles

 

冒頭のシーン、ハムレットの父の亡霊との遭遇は、実に素晴らしい

- The Art Desk

作​:ウィリアム・シェイクスピア(1564年 - 1616年)

イギリス・ルネサンス演劇を代表する、史上最高の劇作家であり詩人。『ハムレット』をはじめ『ロミオとジュリエット』など、38前後の戯曲を残し、彼の作品は今でも世界各地で上演され続けている。

演出​:ロバート・ハスティ

イギリスの演劇界で活躍する

演出家です。特にシェフィールド・シアターズ(Sheffield Theatres)の芸術監督としての活動で知られる。2025年1月より、ナショナル・シアター副芸術監督に就任。これまでに、『ガイズ・アンド・ドールズ』『ハムレット』『尺には尺を』『夏の夜の夢』『誰もいない国』などを演出した。ロバート・ハスティは、2025年のドラマ・リーグ・アワードおよびアウター・クリティックス・サークル賞において、ミュージカル『オペレーション・ミンミート(Operation Mincemeat)』でミュージカル演出賞にノミネートされた。彼は、これまでに『Standing at the Sky's Edge』でもオリヴィエ賞にノミネートされるなど、現代の演劇界で非常に高く評価されている演出家の一人だ。

舞台デザイナー:ベン・ストーンズ

イギリス演劇界の第一線で活躍する舞台デザイナーで、ローレンス・オリヴィエ賞ノミネート歴を持つ。劇的な空間演出と、ファッションやダンスの要素を融合させる現代的な感性で高く評価される。ウェストエンドからブロードウェイ、ナショナル・シアターまで幅広く活躍し、2011年マンチェスター・イブニング・ニュース賞 美術賞を受賞(『ドクター・ファウスト』ロイヤル・エクスチェンジ劇場)、2023年:ローレンス・オリヴィエ賞 美術デザイン賞にノミネート(『Standing at the Sky's Edge』ロイヤル・ナショナル・シアター)されている。

本作『ハムレット』のセットでは「宮殿の広大さ」と「現代的な監視社会の冷たさ」を共存させ、作品に圧倒的な視覚効果を与えている。主な作品には、以下がある。

『オペレーション・ミンミート(Operation Mincemeat)』: ロンドン・フォーチュン劇場、ブロードウェイ・ゴールデン劇場

『Standing at the Sky’s Edge』: ロイヤル・ナショナル・シアター

『Sylvia』: オールド・ヴィック・シアター

『Hedwig and the Angry Inch / ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』: リーズ・プレイハウス、HOMEマンチェスター

『ミス・サイゴン』 / 『炎のランナー』 / 『コリオレイナス』: シェフィールド・クルーシブル劇場

『The Suicide』: ロイヤル・ナショナル・シアター

『フランケンシュタイン』 / 『浮気な未亡人(Taste of Honey)』: ロイヤル・エクスチェンジ劇場

『Creditors / 債権者』: アラン・リックマン演出、ドンマー・ウェアハウスおよびBAMニューヨーク公演

『Some Like It Hip Hop』: サドラーズ・ウェルズ劇場、全英ツアー

『Message in a Bottle』: スティングの楽曲を用いたダンス劇。サドラーズ・ウェルズ/ユニバーサル・ミュージック制作、ワールドツアー

『The Mad Hatter’s Tea Party』: ロイヤル・オペラ・ハウス、ラウンドハウス

オペラ: 『メリー・ウィドウ』(イングリッシュ・ナショナル・オペラ)

照明:ジェシカ・ハン・ハン・ユン

演劇界で今最も熱い視線を浴びている若手照明デザイナー。

日本でも馴染み深い舞台版『となりのトトロ』の照明を手掛け、イギリス演劇界最高の栄誉であるオリヴィエ賞を受賞したトップクリエイター。イギリス演劇界の未来を担うスターとして「The Stage 25」にも選出されている。『となりのトトロ(My Neighbour Totoro)』(ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー制作、バービカン・シアター公演)で、ローレンス・オリヴィエ賞 照明デザイン賞やWhatsOnStage賞 照明デザイン賞を受賞。『エクウス(Equus)』(イングリッシュ・ツーリング・シアター、シアター・ロイヤル・ストラトフォード・イースト公演)で、Knight of Illumination賞とOff West End賞照明デザイン賞を受賞、新作演劇部門 照明デザイン賞にノミネートされている。本作『ハムレット』では、幻想的で温かみのある『となりのトトロ』で見せた魔法のような光とは対照的に、鋭く緊張感のある光の設計が評価されている。

サウンド・デザイナー:アレクサンドラ・フェイ・ブレイスウェイト

ロンドン、ウェストエンド、そしてブロードウェイと世界を股にかけて活躍するサウンドデザイナー兼作曲家で、彼女の音響デザインは、単なる「効果音」の枠を超え、物語の感情を増幅させる「推進力のある音楽」として非常に高く評価されている。ロバート・ハスティ演出作品の常連で、ロバート・ハスティとは『炎のランナー』や『Summerfolk』でもタッグを組んでいる。ハスティが描こうとする現代的な視覚世界を、聴覚面から補充している。『Giant』(2024年、ロイヤル・コート劇場。ローレンス・オリヴィエ賞 最優秀新作演劇賞受賞)、『欲望という名の電車(A Streetcar Named Desire)』(2025年、シェフィールド・クルーシブル劇場。WhatsOnStage賞 最優秀リバイバル作品賞ノミネート)、『Punch』(2025年、ブロードウェイおよびウェストエンド上演。WhatsOnStage賞最優秀新作演劇賞ノミネート)などを手掛けている。

作曲:リチャード・テイラー

演劇界とクラシック音楽界の両方で活躍する作曲家・作詞家で、近年では、BBCフィルハーモニー管弦楽団、ガージントン・オペラ(『The Moon Is Listening』で2024年YAMアワード受賞)、グレンジ・フェスティバル・オペラなどの仕事をしている。ミュージカルからオーケストラ作品、さらには子供向け番組まで手がける、極めて多才なメロディメーカー。『Flowers for Mrs Harris(ハリス夫人パリへ行く)』では、2024年 WhatsOnStage賞 最優秀ミュージカル賞を受賞。『The Go-Between』は2012年 UKシアター・アワード 最優秀ミュージカル賞を受賞。

ロイヤル・フィルハーモニック協会賞を受賞し、Worshipful Company of Musicians よりシルバーメダルを授与されている。

ムーブメント・ディレクター:アイラ・マンデラ・ショベル

俳優・ダンサー・振付師という多角的な顔を持ち、映画『バービー』やドラマ『ザ・クラウン』にも関わる多彩なアーティスト。本作『ハムレット』では、ヒラン・アベイセカラの驚異的な身体能力を引き出している。約20年にわたり、DV8、パンチドランク、シディ・ラルビ・シェルカウイ、アクラム・カーン・ダンスカンパニーといった世界的なダンスカンパニーや、ロイヤル・ナショナル・シアター、シェイクスピア・グローブ座などの主要劇場と働いてきた。

ファイト・ディレクター:ケイト・ウォーターズ

英国俳優労働組合(Equity)公認の数少ない女性ファイト・ディレクターであり、本物のボクサーとしての経歴を持つ、格闘演出のスペシャリスト。武器を使用した戦闘から、素手による身体的アクションまで幅広く振付を行います。また、元競技ボクサーという経歴を持ち、現在は資格を持つボクシング・コーチとしても活動している。今回の『ハムレット』では、終盤のクライマックスである剣術シーンや、劇中の激しい身体的衝突を演出している。

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『ハムレット』における独白

 真実、嘘、そして観客へ直接語りかける力の考察(ソフィー・ダンカン博士)

 「登場人物は独白(ソリロクイ)においては真実を語る」という演劇的約束事は、この『ハムレット』において特に重要です。なぜなら、舞台となるエルシノアの宮廷は、真実を直視する能力を完全に欠いた場所だからです。果たして宮廷の人々は、クローディアスが王位を簒奪した経緯が見えていないのか、あるいは認めることを拒んでいるだけなのでしょうか。

 この物語では、ハムレット自身でさえオフィーリアへの手紙を書いたことを残酷に否定し、ポローニアスにいたっては、留学中の息子レアティーズを監視するために、使用人を送って息子にまつわる嘘をわざと流させ、誰が食いつくかを探らせるという戦術をとります。いわば「ハニートラップとしてのフェイクニュース」です。

 観客である私たちは、独白を頼りにシェイクスピアの登場人物たちの正体を知ろうとします。それが、苦悩の中に垣間見える脆さであれ、祈りの中に漂う孤独であれ、独白こそが真の姿を映し出すのです。しかし同時に、登場人物の精神の内側に長く留まりすぎることは危険でもあります。クローディアスが自らの罪を独白で明かすとき、私たちは彼の「聞き役」なのでしょうか、それとも「共犯者」なのでしょうか。私たちはこの劇の凄惨な結末に加担しているのでしょうか。登場人物たちが死へ向かうのを止めるべきだという誘惑、あるいは責任すら感じてしまうことはないでしょうか。

 

 さらに恐ろしいことに、ハムレットが生と死についての問いを投げかけるとき、私たち観客は彼以上にその答えを確信できていると言えるでしょうか。

 

 劇としての『ハムレット』は、独白という形式に執着しています。互いに心を開くことができない登場人物たちに対し、4世紀にもわたる歴代の観客に対してだけは、正直であることを強いているのです。

​(本国オリジナルプログラムより抜粋)

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