
ナショナル・シアター・ライブ
INTRODUCTION
オリヴィエ賞5度受賞の名優イメルダ・スタウントン(『ザ・クラウン』)が
実の娘であるベッシー・カーター(『ブリジャートン家』)が初共演!
母娘役として、バーナード・ショーによる衝撃の道徳劇に挑む。
CAST

イギリスの女優。
王立演劇学校で学んだ後、1970年代、レパートリー・シアターでキャリアを開始した。
今では、イギリスを代表する女優の一人で、ローレンス・オリヴィエ賞には『イントゥ・ザ・ウッズ』(1991年)パン屋の妻役、『スウィーニー・トッド』(2013年)ミセス・ラヴェット役、『ジプシー』(2016年)ママ・ローズ役で主演女優賞を受賞し、『浮気なシナリオ』(1985年)および『小麦は緑』(1985年)では助演女優賞を受賞している。ローレンス・オリヴィエ賞に二は、『ベガーズ・オペラ』(1982年)、『オズの魔法使い』(1987年)、『ワーニャ伯父さん』(1988年)、『ガイズ&ドールズ』(1996年)、『スローン氏の歓待』(2009年)、『グッド・ピープル』(2014年)など、計13回もノミネートされている。映画『ヴェラ・ドレイク』ではアカデミー賞主演女優賞を受賞。日本の映画ファンには『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』のドローレス・アンブリッジ役で有名。
イメルダ・スタウントン

イギリスの女優。
Netflixシリーズ『ブリジャートン家の人々』のプルーデンス・フェザリントン役、BBCテレビシリーズ『ハワーズ・エンド』のイーヴィー・ウィルコックス役、ITVテレビシリーズ『ビーチャム・ハウス』のヴァイオレット・ウッドハウス役で最もよく知られている。
シリーズ『ブリジャートン家の人々』では、2021年にスクリーン・アクターズ・ギルド・アワードのOutstanding Performance by and Ensemble in a Drama Seriesにノミネートされた。
ギルドホール音楽演劇学校で学び、2016年に卒業。同年、最優秀スクリーン俳優賞であるスポットライト賞を受賞した。
演劇では2024年にナショナル・シアターの"Dear Octopus"や2019年にオールド・ヴィックの
『みんな我が子』(NTLiveでも上映)などに出演。
ベッシー・カーター

イギリスの俳優。
舞台やテレビで幅広く活動。テレビシリーズ『ダウントン・アビー』で従者のジョセフ・モレスリー役、『ハッピー・バレー 復讐の町』で警部補ジョン・ワズワース役、『ザ・レイクス』でジョン・パー役を演じたことで最もよく知られている。
そのほか、『ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー/夏の夜の夢』、『ロンドン警視庁犯罪ファイル』、『LAW & ORDER: UK』など、多くの作品に出演している。
ケヴィン・ドイル

イギリスハートフォードシャー州のワトフォード出身の俳優。
父はTVディレクターのジョン・グレニスター、弟は『時空刑事1973』でDCIジーンハントを演じた俳優のフィリップ・グレニスター、元妻は女優であるアマンダ・レッドマンである。2004年からは、BBCのヒットドラマ『華麗なるペテン師たち』でアッシュ・モーガンを務めた。
ナショナル・シアター・ライブでも上映した『かもめ』でピョートル・ニコラーエヴィチ・ソーリン役を演じている。映画では『イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり』(2019)や、『ヘル・フロント〜地獄の最前線〜』(2017)、『夜に生きる』(2016)などに出演。
テレビドラマでは『LAW & ORDER: UK』、『MI-5 英国機密諜報部』、『華麗なるペテン師たち』などに出演。
ロバート・グレニスター

STORY
時代を先取りするような思考を持つ若き女性ヴィヴィ・ウォーレン。彼女の母親は、旧来の家父長制度の申し子。しかしその制度を利用して築いた財産には、重大な代償があった――。
本作はロンドン・ウエストエンドでの上演をライブ収録。演出家ドミニク・クック(『フォリーズ』『グッド』)とスタウントンのタッグが再び実現。道徳と自立、伝統と進歩の衝突を鋭く描き出す。

Press Review
イメルダ・スタントンは素晴らしい
インディペンデント紙
驚異的な演技の妙技
ワッツオンステージ
圧倒的な存在感を見せるイメルダ・スタントン
ガーディアン紙
驚くほど新鮮な舞台
タイムアウト
ベッシー・カーターは率直さと知性で輝いている
オブザーバー紙
イメルダ・スタントンと実の娘ベッシー・カーターはどちらも圧倒的な存在感
ラジオ・タイムズ
ドミニク・クックによる洗練された脚色
ブロードウェイ・ワールド
作:バーナード・ショー
アイルランドのダブリン生まれ。20歳でロンドンに移住。電話会社勤務のかたわら、小説を書き始める。その後、社会主義の漸進的発展を目指すフェビアン協会に参加し、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスを共同創設するなど活躍。同時期より、新聞や雑誌に音楽評や劇評を書き、1892年『男やもめの家』で劇作家としてデビュー。以後、『カンディダ』『人と超人』『聖女ジョウン』など数多くの戯曲を書いた。1925年にノーベル文学賞受賞。1912年作の『ピグマリオン』は翌年上演、1938年には映画化され、自身もアカデミー賞脚本賞を受賞している。
演出:ドミニク・クック
ドミニク・クックはロンドンを拠点とする、演劇・映画・テレビの分野で高い実績を持つ演出家である。2007年から2013年までロイヤル・コート劇場の芸術監督を務めた。在任中にはブルース・ノリス作『クライボーン・パーク』を演出、この作品でイブニング・スタンダード賞の最優秀演出家賞にノミネートされた。ナショナル・シアターでは『マ・レイニーのブラックボトム』『Here We Go』『間違いの喜劇』を演出。批評家から絶賛された『フォリーズ』の演出は、最優秀演出賞を含む10部門でオリヴィエ賞にノミネートされた。テレビ・映画分野での作品も成功しており、BBCテレビ『ホロウ・クラウン』シリーズにおけるシェイクスピア『ヘンリー六世』第1部・第2部の映像化が最初の作品となった。初の長編映画『追想』では、シアーシャ・ローナンとビリー・ハウルを主演に迎えた。本作はブッカー賞受賞作家イアン・マキューアンの同名小説を原作としており、2017年トロント国際映画祭でプレミア上映され、バラエティ誌により同映画祭のベスト10作品に選出された。


