
ナショナル・シアター・ライブ
INTRODUCTION
《見どころPOINT1》
毒のあるユーモアが見事に融合したスタイリッシュな舞台『西の国のプレイボーイ』は、昨今世界で注目が増しているアイリッシュ・エンタメの元祖的作品として、今まさに映画館で鑑賞するには絶好のチャンスです。
《見どころPOINT2》
1907年の初演時は「アイルランド女性の貞淑さを汚している」として劇場で暴動が起きた作品です。今回のカトリーナ・マクロックリン監督による最新演出では、「カトリック的・ヴィクトリア朝的な“おとなしい良い子”の枠組みに収まらない、欲望に素直な現代的な女性像」としてペギーンやクイン未亡人が描かれ、女性キャストを中心としたパワーバランスの再構築が高く評価されています。
《見どころPOINT3》
劇的な「言葉の美しさ」をぜひご注目ください。アイルランド英語(Hiberno-English)独特の詩的な台詞回しやメロディックな響きが絶賛されています。アイルランドの劇作家ジョン・ミリントン・シングのこの戯曲は、アイルランド文芸復興運動の代表作で、戯曲のテキスト自体が文学的・詩的なHiberno-Englishの最高峰と評価されています。
CAST

アイルランド出身の女優。
Channel 4のシットコム『デリー・ガールズ〜アイルランド青春物語〜』(2018〜2022年)のクレア・デヴリン役や、Netflixの時代劇ドラマ『ブリジャートン家』(2020年〜現在)のペネロピ・フェザリントン役で知られる。
『ブリジャートン家』シーズン3でのペネロピ役の演技で全米映画俳優組合賞(SAGアワード)にノミネートされたほか、主演ドラマ『Big Mood』(2024年〜現在)のマギー・ドノヴァン役で英国アカデミー賞(BAFTA)テレビ部門賞にノミネートされた。
ニコラ・コクラン
アイルランド出身の俳優・映画監督。
映画『The Eclipse』(2009年)に子役として出演しキャリアをスタート。近年の主な出演映画に『Lakelands』(2022年)や『Saipan』(2025年)などがある。
テレビドラマでは、BBC Oneの『The Sixth Commandment』やParamount+の『The Doll Factory』(ともに2023年)での演技で知られる。『The Sixth Commandment』ではRTS(王立テレビ協会)プログラム賞を受賞したほか、英国アカデミー賞(BAFTA)テレビ部門賞にノミネートされた。
英国の映画専門誌『スクリーン・インターナショナル(Screen International)』の創刊アイルランド版において、「注目の新星(Rising Star)」のひとりに選出されている。
エナ・ハードウィック


アイルランド出身の女優・司会者。
2006年の映画『麦の穂をゆらす風』のジュリア役でキャリアをスタート。2015年には映画『Mr.ホームズ 名探偵最後の事件』にウーナ・ギルバート役で出演し、同年ドラマ『ノー・オフェンス〜刑事ディーナの捜査ファイル』でルース・チーサム役を演じた。2016年にはナショナル・シアター・ライブの舞台『気に召すまま』でオードリー役を演じたほか、映画『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』にヴィッツエンダー役で出演。女優業のほかにも、アイルランド版『The Traitors Ireland』第1シーズンのホストを務めている。
シヴォーン・マクスウィーニー

STORY
アイルランドの田舎町。パブに逃げ込んできた気弱な若者が「父親を殺してきた」と告白する。本来なら重罪である”父親殺し”が、退屈な村の人にとっては勇敢でドラマチックな英雄譚として受け取られ、彼を恐れるどころか逆に「英雄」として大歓迎する。男はたちまち村の人気者になるが、そこへ殺されたはずの父親が現れ、事態は思わぬ方向へ転がっていくーー。
The Playboy of the Western World at the National Theatre. (c) Marc Brenner

The Playboy of the Western World at the National Theatre. (c) Marc Brenner
Press Review
ディテール、技術、そして視覚的魅力に溢れた、実に贅沢な舞台
ガーディアン紙
アイルランドで最も愛されるコメディ俳優2人による激突
インディペンデント紙
時代を先取りした作品
ガーディアン紙
ニコラ・コクランの力強い演技
イブニング・スタンダード紙
展開から目が離せない、極上のエンターテインメント
The i
アイルランドの名作劇で、ニコラ・コクランとシヴォーン・マクスウィーニーが再競演
ブロードウェイ・ワールド
作:ジョン・ミリントン・シング(J.M. Synge / 1871–1909)
アイルランドを代表する劇作家。W・B・イエイツらと共にダブリンのアビー・シアター(アイルランド国立劇場)を創設し、文芸復興運動の中心として活躍。アイルランド西部の田舎町やアラン諸島での体験をもとに、詩的なアイルランド英語を用いたリアルで毒のある戯曲を著した。代表作『西の国のプレイボーイ』(1907年)は、その苛烈な風刺性から初演時に劇場で暴動が起きたことで有名。37歳で早世するも、現代の劇作家に巨大な影響を与え続ける不朽の巨匠。
演出:カトリーナ・マクロックリン
演出家。アイルランド・ドネゴール出身。2021年よりアイルランド国立劇場アベイ座の共同芸術監督(Co-Artistic Director)を務める。これまでにアビー・シアターやロイヤル・ナショナル・シアターなど、英アイルランドの主要劇場で数々の古典・現代劇を手掛けてきた。作品の本質を鋭く捉え、現代的な視点と鮮烈な身体表現で古典戯曲を蘇らせる手腕に定評がある。

The Playboy of the Western World at the National Theatre. (c) Marc Brenner

